退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

篠原ともえが放送大学に出ていた!?

かつて「シノラー」ブームで一世を風靡した篠原ともえさんが放送大学の「自然科学はじめの一歩('15)」をいう科目に〈ききて〉として出ていました。

NHKの語学番組にタレントが出演するようになって久しいですが、硬派と思っていた放送大学までもタレントを起用するとは、これも時代でしょうか。

彼女は星に興味があり高校時代は天文部に所属していたとのこと。調べてみると天体に関する本も出していて、かなりのガチ勢のようです。番組では学生時代のノートなどを披露していました。

びっくりしたの彼女の服装です。これまでに2回放送を見ましたが、いずれも星をモチーフにしているようでしたが、「その服はどこで売ってるんだよ」とツッコミたくなるほどのぶっ飛んだ服装で登場しています。本人のチョイスなのかスタイリストが付いているのかわかりませんが、なかなかのセンスです。

なお放送大学のサイトによると、この科目の概要は次のとおりです。あたりまえですが、ごくごく真面目な番組です。

本科目は、高等学校の「理科」および「数学」の教科と、本学の「自然と環境コース」が提供する共通科目とをつなぐ導入的な役割を期待するものである。自然科学に対する専門的知識を持たない人たちに、物質・エネルギー、生命・生態、宇宙・地球などの自然科学の諸課題における科学的な考え方と、数理・情報学の方法を解説したい。このことによって自然科学の諸分野への興味関心を高め、より具体的な学習への動機付けとなることを期待する。まず、現代の自然観の概要を述べたのち、物質・エネルギー、生命・生態、宇宙・地球、数理・情報などの各領域における学問的なアプローチの仕方を紹介し、最後に、それらの諸科学と社会との関わりを展望したい。

なお、この講義のシラバスは以下から参照できます。
http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H27/kyouyou/B/kiso/1234293.html

この番組に限らす放送大学の番組を見て思うのは、台本を読んでいるだけの講義が多くて面白くないということです。リアルの大学とちがい講師は冗談も言いませんし、話題が脱線することもありません。

今回もせっかく篠原ともえが天然キャラで応答しているのに、それに応えるトーク力がセンセーたちにないのが残念。それでも1人で台本に沿って淡々と進めていくよりは親しみが感じられる講義になっています。

この講義はオムニバス形式なので分野ごとに複数の講師が担当しています。このあとに登場するセンセーたちのなかに強者がいることを期待したいと思います。

ザ・ワンピース 篠原ともえのソーイングBOOK