目黒シネマで映画「ダイアナ」(2013年、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督)を観た。併映は「スティーブ・ジョブズ」で伝記映画2本立て。ジョブズ目当てだったので、こちらはついでに鑑賞。
ウェールズ公妃ダイアナの最後の2年間を描いた作品で、ダイアナを演じるのはナオミ・ワッツである。映画は、チャールズ皇太子と別居している時期から始まり、心臓外科医ハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)との恋を中心に展開する。
ナオミ・ワッツが演じるダイアナ妃は本人に似ているかは別にして、美人であり衣装も素晴らしいので一見の価値はある。ケンジントン宮殿の正門やガーデンの映像も見どころである。
ただ映画としては、ダイアナ妃がなぜハスナットに惹かれたのかがよく分からず、まったく共感できない。さらにダイアナがドディ・アルファイドと船で会うことを、彼女自身がパパラッチに連絡するなど行動が意味不明である。女性視点では納得できるのだろうか。
全般的に安っぽい映画で、なぜいまこの映画を撮る必要があるのかまったくわからない。英国国民はこの映画を観てどう思ったのだろうか。
Diana TRAILER 1 (2013) - Princess Diana Movie ...