退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『スティーブ・ジョブズ』(2013)

先日、目黒シネマで映画「スティーブ・ジョブズ」(2013年、ジョシュア・マイケル・スターン)を観てきました。アップル・コンピュータの創業者スティーブ・ジョブズの伝記映画です。公開時に観たかったのですが上映館が少なくタイミングが合わずに見逃した作品です。

スティーブ・ジョブズ [DVD]

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正直、冗長で退屈だったのでがっかり。公開時の評判も芳しくありませんでしが、それも納得です。エピソードを適当に取捨選択して作ったスライドショーのような映画で、ジョブズに対するリスペクトがまるで感じられない。

ジョブズを演じるアシュトン・カッチャーの“なりきり演技”はがんばってるなと思ったが、スティーブ・ウォズニアックの人物描写がひどい。。あれじゃ、ただのデブのヲタクでないか。イメージとまるでちがう。

内容も取締役会のパワーゲームだけが印象に残り、ジョブズの内面を描き出すのに失敗しています。しかもジョブズがアップルに復帰するところで終わりとか……。その後の時価総額世界一にまでのし上がる快進撃を観たかった。続編に期待したいところですが、この映画の出来ではそれも無理でしょうね。

いいなあと思ったところは、当時の雰囲気を捉えていたサントラです。サントラだけ聞いてみたい気もしますが、リリースされないだろうなぁ。(ため息)


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