- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 92回
- この商品を含むブログ (64件) を見る
タイトルを見て、「KeyHoleTV(キーホールTV)」を運営する筆者が語るメディア論がどのようなものかと思い手に取ったが、主にメディアに言及しているのは全三章のうち第一章だけだったので、やや期待はずれだった。
「コンフォートゾーン」「洗脳」といった心理学をはじめとする筆者の専門分野の知見に基づく興味深い話もあるが、全体として雑駁とした印象は否めない。細かいアイディアを適当に一冊の本にしたといった感じで、一貫したテーマは感じられない。もっと時間をかけて構成を考えてもよかったのでないか。
また「このトレンドはオレが仕掛けた」という自慢話もちょっと鼻につく。それでも、「おお、なるほど」と思うところもあるので、まるっきり読んでも無駄というわけではないけど…。まあ時間があればどうぞ。