退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』(1971)

銀座シネパトスのレイトショウで「女番長ブルース 牝蜂の逆襲」(1971年, 鈴木則文)を鑑賞。タイトルは「すけばんぶるーす」と読ませる。池玲子主演の東映ピンキーバイオレンス。

女番長ブルース 牝蜂の逆襲 [DVD]

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どこまでもB級のおバカ映画だが、池玲子の魅力が溢れている。あのバタ臭い顔と肉感たっぷりの体がいい。もちろんトップレスでのキャットファイトなど、お色気シーンは期待を裏切らない。スケバングループであるアテネ団(笑)には杉本美樹渡辺やよいがいて、なかなか充実している。

そして小ネタも満載。「これからはカーセックスの時代じゃない!オートバイファックの時代だ!」とか、どんな時代だったのか。個人的には、薬品会社の社長役の小松方正が、ヤクザに撃ち殺されるシーンでの、死に方が気に入った。

OPタイトルをYouTubeで発見。出演者の文字がやたら大きいことに注目。則文らしくて、否が応でも期待が高まる。そして最後まで観客を飽きさせない。おもしろい。