「ザ・インタープリター」(2005年, シドニー・ポラック)をDVDで鑑賞。ニコール・キッドマン主演のサスペンス。
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: DVD
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どうしても詰め込みすぎという印象を受ける。登場人物の生い立ち、テロリズム、国連、アフリカ、恋愛、アクション…。
メインテーマは何なのかわかりにくい。ラストで独裁者に銃を向けるキッドマンが、結局銃を捨てるシーンでクライマックスを迎えるが、「武器では何も解決できない」というメッセージを伝えたいのだろうか。それにしても、主役が通訳という職業である必然性が見えてこないのは致命的。「言葉」が武器じゃなかったのか。
もっと、シンプルな構成にして娯楽性を追及するべきだったかも。なんとなくヒッチコック作品を彷彿させるところがあり、舞台設定もいいなと思わせるだけに、やや残念ではある。
とはいうものの、ニコール・キッドマンの美貌を堪能することはできるので、ファンは安心してもいい。
一方、相手役のショーン・ペンはキッドマンを護衛するセキュリティ・サービス。佇まいは渋い中年でカッコいいのだが、プロとしてあまりに無能なので、ちょっと萎えた。