退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ロルちゃん:デジタル式漢錬箱

以前紹介したロルちゃんが、YouTubeで「デジタル式漢錬箱」を紹介している(下記ビデオNo.22参照)。「漢錬箱」とは、作者が漢字を覚えるために自作した道具である。詳しくは、バックナンバーのビデオNo.6を参照されたい。この「道具」をPC上に実装したアプリケーションが、「デジタル式漢錬箱」である。またビデオNo.21を見ると、作者はプロフェショナルのプログラマではないが、プログラミングのスキルがあることがわかる。これもMS-Accessで作成したものであろう。

ただし今回は日本語の漢字ではなく、中国語の単語を覚えるのに使われている。ビデオを見ると、単語ごとに、ドイツ語、発音(アルファベット)、中国語の3つの表示部がある。興味を惹いたのは、中国語の発音をアルファベットで表現していることだ。中国語はまったくの門外漢だが、発音の表記法に標準があるのかなと思った。

というのは、英文での中国語の人名・地名などの固有名詞の表記・発音が日頃から難しいと思うからだ。例えば地震に見舞われた四川省は、”Sichuan Province”と書き、「しちゃわーん」と発音するが、日本では「しせんしょう」と日本語読みするから困ったことになる。英字新聞で、”Sichuan Province”と書いてあっても、またニュースで「しちゃわーん」と言っていても、「四川省」を連想することができないわけだ。結局、ある程度まとめて固有名詞の読みと綴りをそれぞれ覚えるしかないのだろうか。あるいは中国語をかじると、固有名詞でも漢字を見ると読みがわかるようになるのだろうか。