退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【訃報】志村けんさん死去

コメディアンの志村けんさんが亡くなりました。70歳。新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎のため入院していると伝えられていましたが、急死の報に接してショックです。

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志村さんは、人気コミックバンド「ザ・ドリフターズ」の付き人とから、1974年(昭和49年)に正式メンターとなりました。TBSの人気バラエティ番組「8時だョ!全員集合」では、「東村山音頭」や「ヒゲダンス」などの持ちネタで人気を博しました。

その後、自らの冠番組で「バカ殿様」や「変なおじさん」などのキャラクターを創出してお茶の間で広く親しまれました。さらに、テレビタレント以外にも舞台の座長を務めるなど活躍していました。

当時、テレビっ子だった私としては、やはり「8時だョ!全員集合」のイメージが強い。荒井注時代のころのザ・ドリフターズの記憶もあります。テレビがいちばん輝いていた時代だったかもしれません。

民放が2局しかなかったど田舎で少年時代を過ごした私にとっては、東村山とはいったいどこなのかと思ったものです。私は大学進学時に上京しましたが、いまだに東村山市に足を踏み入れたことはありません。これを契機に一度行ってみたいものです。

幸いなことに「8時だョ!全員集合」は、Amazonプライム・ビデオで一部の放送回(62回分)が配信されています。通常、こうしたバラエティ番組は消え物で、一度放送されたらそれっきりという場合がほとんどですが、映像が残っていて公開されているのはすごいことです。

8時だョ!全員集合 #481

訃報を聞いて「8時だョ!全員集合」を見てみましたが、若いころの志村さんを懐かしく思いだすことができます。ドリフのコントは誰かをバカにしたり貶めてたりするわけでもなく、ほのぼのとして毒がないのがいい。

新型コロナウイルスと絡めて訃報が大々的に報じられて驚いた人も多いでしょう。まだまだ活躍してほしかった人だけに残念です。ご冥福をお祈りします。どんどん昭和は遠くなります。

志村けん―わたしはあきらめない