退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

としまえん閉園へ、跡地は大規模公園と「ハリポタ」テーマパークに

西武グループが所有する遊園地「としまえん」が今年以降閉園することが報道された。跡地は東京都が買収して大規模公園として整備するほか、一部の敷地をワーナーが借りて「ハリー・ポッター」のテーマパークを建設する。

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米映画大手ワーナー・ブラザースが、小説や映画で世界的な人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークを、2023年春をめどに東京都内にオープンさせることが分かった。都市型遊園地「としまえん」(東京都練馬区)が今年以降に閉園した後、ワーナーが跡地の一部に建設する計画だ。
(読売新聞 2020年2月3日付)

としまえんの近くにはいつも行くシネコンがあることもあり、私の行動圏内なので気になったニュースである。かなり前から「としまえん」はいつまで営業できるのだろうかと思っていたが、ついに閉園が決まったようだ。戦前からある遊園地の閉園である。遅すぎた気もするがこれも時代だろう。

心配だったのは、その跡地利用である。下手に切り売りされてマンションや商業施設が乱立することになってもつまらない。東京都が公園として整備してくれるので一安心である。現在の豊島園駅の駅前はやや残念であるが、大規模公園と接続してくれるとずっと快適になりそうだ。

懸念されるのは、「ハリー・ポッター」のテーマパークである。まったくの素人目線だが、あの立地で成功するのだろうかと疑問に思う。とくに周辺住民にとっては迷惑施設になりかねない。個人的にはいまの豊島園駅周辺のちょっと寂れているところが好きなのだが、今後どうなるのだろう。

いよいよ「としまえん」の営業終了も見えてきた。地元民にとっては子どものころの思い出や成人式の会場として馴染みがあるらしいが、新住民の私自身はそれほど思い入れがあるわけではない。それでも閉園までにメリーゴーランドだけは見ておいたほうがいいだろう。専門的なことはよく知らないが歴史的な価値すらありそうな一品である。おすすめです。

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