宝塚で伝説の娘役と謳われた女優・花總まりさんがNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演していました。退団後、一時はどうなっちゃうのかと思っていましたが、ここ数年は帝劇ミュージカルに出演して舞台人として大いに活躍しています。ついに大河ドラマに出るとは感無量。
花總さんが演じるのは、主人公・おとわ(後の直虎)の父・井伊直盛(杉本哲太)の叔母・佐名(さな)。ややこしい。井伊が今川に服属した証として今川に人質として差し出された人物です。
その後、今川義元(春風亭昇太)の寵愛を受けるも「雑巾のように」捨てられた経緯があり、そのため井伊家には複雑な思いを抱いています。また佐名は、徳川家康(阿部サダヲ)の正室・築山殿の母親としても知られています。
初登場の第3回「おとわ危機一髪」では、おとは(まだ柴咲コウでなく子役)と対面しましたが、心を閉ざしているのか無表情でちょっと怖い印象でした。低い声のセリフはトゥーランドットを思わせるものがあると感じたのは私だけでしょうか。
さて、このあと笑顔を見せることはあるのでしょうか。