弥生美術館で開催中の「山岸凉子展『光 -てらす-』 ―メタモルフォーゼの世界―」を見てきました。
「アラベスク」「日出処の天子」など、数々の名作を生み出してきた山岸凉子。その画業の足跡を辿る初となる本格的な展覧会です。ポスターはやはり「日出処の天子」でした。
順路に沿ってデビュー当時から最新作の「レベレーション-啓示-」までのメタモルフォーゼを堪能できる貴重な機会です。ところどころに用意されている山岸先生が当時を振り返ったコメントにも注目です。
山岸先生のような著名な漫画家がこれまで展示会で取り上げられなかったことに驚きました。先月、下記の自選画集出版の刊行したそうなので、刊行記念イベントも意味合いもあるのでしょう。

- 作者: 山岸凉子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 大型本
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こうした原画展に出かけると、その作家の作品をどれかひとつ改めて読んでみたくなります。今回は未読の「レベレーション-啓示-」を読んでみたいのですが未完なので、「舞姫 テレプシコーラ」にしようかなと思案中です。
山岸凉子展に入場すると竹久夢二美術館も拝観できます。少し時間があったので、夢二のほか高畠華宵の作品も見てきました。レトロな雰囲気もいいものです。