退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『キカイダー REBOOT』(2014) / これならキカイダーじゃなくてもいいのでは…

ニコ生で特撮映画『キカイダー REBOOT』(2014年、監督:下山天)を見ました。Blu-ray&DVD発売を記念して、発売日当日に本編を無料で放送するという太っ腹な上映会。監督と出演者(入江甚儀佐津川愛美高橋メアリージュン)の生コメンタリー付きという豪華企画でした。おもしろい試みです。

タイトルのとおり、この作品は特撮テレビドラマ『人造人間キカイダー』を最新の特撮技術を用いてリメイクしたものです。昔の特撮作品をリメイクするのが難しいことは分かりますが、とにかく脚本がひどいです。

ヒロインの光明寺ミツコ(佐津川愛美)が、「白馬に乗った王子様が……」などと言いながら、「文豪ストレイドッグス」を読んでいるイタい女子大生として登場したので嫌な予感がしました。「文豪ストレイドッグ」はKADOKAWAからのプッシュですかね。

案の定、暴走した国家組織が敵という陳腐な設定で、女性型アンドロイドのマリ(高橋メアリージュン)は途中でどこかに行ってしまうし、もう何がなんだか分かりません。最後にはキカイダーが戦闘力アップために良心回路を自ら切るというのも絶対おかしい。

またキカイダーのリメイクでは欠かせないモノが抜け落ちているのも残念。「サイドマシーン」がない! 何がなくてもキカイダーはサイドマシーンに乗ってナンボでしょう。まるで分かってない。予算がなかったんですかね。下のような乗り物です。
人造人間キカイダーメモリアル [DVD]

それではリメイクとは関係なく特撮映画として楽しめるかと言えばそうでもない。ワイヤーアクションを駆使したアクションは一定の水準には達しています。しかし戦闘シーンが常に暗いのは残念。光るスーツがを活かすため暗い場所で戦うシーンがあることは納得できるとしても、終始暗いのでイライラします。場面が暗いのは特撮のアラを隠すためという説もありますが、どうなんでしょう。ヒーローなのだから白昼堂々と戦いなさい。

映画『キカイダー REBOOT』予告編 - YouTube

さらに注文を付けるとすれば、マリの戦闘態がほしい。ジローはキカイダーにチェンジするのだから、マリもビジンダーにチェンジしようよ。高橋メアリージュンの抜群のプロポーションを活かすために、キュティーハニーのように変身時に裸を挿入すると、大きなお友だちも大喜びでしょう。

万が一、続編があるとすれば、今回、テレビシリーズ版『キカイダー』でジローを演じた伴大介が出演したように、かつてマリを演じた志穂美悦子の出演を実現させてほしいものです。待ってます。
劇場版「キカイダー REBOOT」オリジナルサウンドトラック

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