勧められて聞いてみました。まずタイトルがおもしろい。CDの帯には次のコピーがありました。
星野みちるが描く、懐かしくも新しいエレポップ・ワールド!
近所の公園から宇宙の彼方まで自由に旅する不思議なアルバム。
おっさんが聞くとなつかしい感じのするアルバムかもしれません。私はなんとなく飯島真理を思い出しましたが、さすがに古いですか(苦笑)。いまでは珍しいですがアルバム全体に統一感があります。構成も見事です。
基本はシンセを多用したエレポップですが、M09にあるピアノ一本で歌うバラード「一緒に旅する君へ」が実に効果的です。この曲は自身の作詞作曲なんですね。ちょっと驚きました。そしてM10でナレーションで締めるあたりは粋な演出です。
またM06には、豪華なことに松本隆・細野晴臣の両御大による「真空キッス」という楽曲が収録されています。注目です。
星野みちるさんは、AKB48の初期メンバー*1だったとのこと。そのキャリアだと「元AKBかよっ!ケッ!」と敬遠されがちですが、色眼鏡なしで聞いてみてほしいアルバムです。
ライブでもこれだけ歌えるのだったら一度行ってみたいなあ。