- 作者: 安藤美姫
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2010/02/17
- メディア: 単行本
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この本はバンクーバー五輪出場に合わせて出版されたもので、すでに結果は出ているが五輪への盛り上がりを感じさせる内容だ。正直いうとアイドル本みたいと思ったが、それなりに面白かった。トップアスリートの非日常性、つまり知らない世界を垣間見れたせいかもしれない。
まあ本人が書いているのではなく、インタビューに基づいてライターが書いているだろうけど、文章力不足というか物足りない思いは残る。とりわけトリノ五輪後に、無遠慮なメディアの取材などにより「人間不信」になるあたりは、もっと生々しく描いてほしかった。
また新しいコーチであるニコライとの強い信頼関係が伺われるところは、野次馬根性の血が騒ぐ。もうこれは惚気ですな。
あと写真が豊富に載っているのはうれしい。とくに幼少期のかわいらしい写真は貴重。女性が持つ最強のコンテンツといえるかも。