退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

村上憲郎『村上式シンプル仕事術』

村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則

村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則

前著『村上式シンプル英語勉強法』を読んで良かったでの、この本も読んでみた。この本の冒頭で、前著は英語ヲタのための本ではなく「英語ができても、仕事ができなきゃ話にならない!」と大人気ないことを書いている。よっぽど英語ヲタに、ああだこうだと批評されたのが気に入らなかったようだ。ちょっとおもしろい。

さてこの本は、7つの仕事の原理原則、4つの知識、3つの経済学という14の社会人スキルを紹介している。アマゾンの「なか見!検索」で目次を閲覧できる。それぞれの原理原則は説得力があると思うが、これから私がやっておきたいと思ったのは、「キリスト教」「アメリカ史」「ハイエク」だろうか。

最後に、理系ビジネスパーソンは「余裕があれば量子力学を学べ」とあったのにはちょっと驚いた。もちろん、それを勧める理由も挙げてあるが、前著の英語本でも感じたことだが、なにごとにも極端である。「量子力学」といえば、昔、かろうじて単位をもらったが、いま思い出しても冷や汗が出る。数学を勉強し直して再挑戦するのも、お金もたいしてかからないし、やりがいがある。余暇としていいかもしれない。