10日、AmazonからKindle for PCがリリースされた(プレスリリース)ので、さっそくインストールしてみた。このソフトウェアの利用には、Amazon.comのアカウントが必要となる。
Kindle Storeでサンプルを取得すると、すぐにKindle for PCに取り込まれて読めるようになる。この「すぐ読める」という使用感は、Kindle端末で電子書籍を購入することの擬似体験でもあり、Kindle端末を買ってみようと思わせる訴求力がある。
今回のリリースはベータ版なので、すべての機能が実装されていないようだが、以下に気づいたことを書く。
- Kindle端末に搭載されている「読み上げ機能」「辞書機能」は搭載されない。Kindle端末を購入すると、Kindle for PCにこの機能が追加されればおもしろいのだが。
- テキストの検索機能がない。ライブラリ全体を検索対象にできるといいのだが。
- 表示テキストのコピーができないので、Jammingなどですぐに辞書をひくことができない。手でタイプしなくてはいけないのか。
手持ちのDRMフリーのファイルをロードすることはできないようだ。あくまでもAmazonのライブラリに特化したソフトウェア。アプリケーションからファイルをオープンする機能はないが、例えばazw形式のファイルは、このアプリケーションと関連付けられるので、ファイルをダブルクリックすると表示することができる。いったんファイルを開くとKindle for PCのライブラリに登録される。Kindle端末としおりなどを共有できるかは不明。- カラー表示が可能。絵本などにいいかも。
ああ、Kindleほしくなってきたなあ。