退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

『連続暴姦』(1983) / 滝田洋二郎監督特集。大杉漣が映写技師役で出演しています!

銀座シネパトスのレイトショーで「連続暴姦」(1983年, 滝田洋二郎)を観た。先般、「おくりびと」が、第81回米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞して、一躍話題となった滝田監督の作品を振り返るという特集上映。詳細はこちら

本作は新東宝のピンク映画。少女の頃、女子高生の姉がレイプされ絞殺されるのを目撃した主人公(織本かおる)が、映写技師である犯人を捜し出し報復する復讐譚を描く。当時無名だった大杉漣が犯人の映写技師を演じていて、やたらと貧乏くさいのも見どころ。

ストーリーの流れを阻むように強引に濡れ場が挿入される。まあ、ピンク映画だから仕方ないけど。それでも、サスペンス仕立てでなかなか面白い。

上映時間60分。ピンク映画は、2本立てにしてほしいなあ。滝田監督はいっぱいピンク映画を撮っているだろうに。

滝田監督といえば、「痴漢電車」シリーズが有名。この企画でも1本上映されるが、日程が合わずに見られないのは残念。