ヤフーは、小学館の百科事典「日本大百科全書(ニッポニカ)」を、ベースにしたオンライン百科事典サービス「Yahoo!百科事典」を開始した。無料のオンライン百科事典はこれまでなかったので、このサービスには期待したい。
ただ「日本大百科全書(ニッポニカ)」は、10年以上前に絶版になっており、情報の更新・追加が、どの程度なされているのかは気になる。試しにオバマ次期大統領を調べてみると、項目はあるが、大統領候補として選挙戦を戦っているとあり、大統領に選出されたところまでは載っていない。だが、それなりに更新をしているようではある。また「麻生太郎」を検索すると見つからないが、なぜか「小沢一郎」の項目はある。
まあ百科事典は、頻繁な改定されるわけでもないので、時事関連の項目が弱いのは仕方ないのかもしれない。「カノッサの屈辱jや「血盟団事件」などの史実を簡単に調べるには便利そうだ。記載内容が簡明なのも好ましい。さらに、Wikipediaとは違い、各項目に執筆者の署名があり、内容に一定の信頼が置けるのも特長といえよう。
