1964年に制作されたディズニーの名作ミュージカル。DVDで鑑賞。
いわゆるディズニー映画とは違って、リアルな大人の社会が表現されているように思える。意外に深い作品である。メリー・ポピンズが、万事を解決するのではなく、さりげなく去っていくところがいい。ただ、あまり子ども二人がかわいくないのは残念だが、それもリアルということかも。
最新のCG技術でリメイクされてもよさそうだが、いまだに実現していない。ジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)やディック・バン・ダイク(Dick Van Dyke)のパフォーマンスがあまりに卓越しているので、代わりの人が演じるのがむずかしいからかもしれない。とくに、ジュリー・アンドリュースのアイドル性は際立っていて、翌年、名作「サウンド・オブ・ミュージック」(The Sound of Music)で、その才能がいかんなく発揮される。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: DVD
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このミュージカル映画には、名曲がたくさん登場するが、なかでも「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」(Supercalifragilisticexpialidocious)は、とくに印象に残る。劇中、魔法の言葉としても取り上げられていて、一番長い英単語の1つとしても知られている。これをすらすら言えるとカッコいいだろうな。
実は、個人的にはミュージカルは苦手なので守備範囲は狭いのだが、好きなミュージカル映画のひとつである。一度は観てみてほしい。