退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

コミック「スティーブ・ジョブズ」の第5巻を読んでみた

翻訳本がベストセラーになったスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs, 1955-2011)の公認伝記をヤマザキマリがコミック化。ようやく第5巻までたどり着きました。

スティーブ・ジョブズ(5) (KCデラックス)

スティーブ・ジョブズ(5) (KCデラックス)

この巻は、アップルを追い出されたジョブスがピクサーを立ち上るあたりから始まる。そのなかでジョン・ラセターを見出し、彼は『ティン・トイ』で3DCG作品として初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞する。その後、ジョブズはアップルに暫定CEOとして復帰し、経営権を得ると社内改革を断行し、魅力的な製品を世に出していく。表紙はIMacを抱えたジョブズが描かれている。

この時期からアップルの快進撃は始まります。そういえば半透明のiMacがモーレツに欲しかったことを思い出しました。当時は仕事の都合上、家のパソコンもWindowsじゃないと困る状況だったし、2台も買う余裕もなかったので仕方ないが、いま思い返しても心残りです。

Prototype iMac G3 Graphite

さて翻訳本が旬を逃さずに原書が出てからすぐに出版されたのとは対照的に、コミック版はなかなか進みません。

と、思っていたら、この夏に第6巻が出てコミック版は完結したようです。後半はずいぶん駆け足のように思いますが、あと1巻でどう終わらせるのか気になります。iPodiPhoneなどまだまだイベントがあるはずですが……。

今年はi iPhone誕生10周年にあたり。記念モデルの登場も噂されています。スマホがすっかり社会に定着した様子をみると、ジョブスの成し遂げたことのスゴさあらためて感じます。

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