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退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『砂上の法廷』(2016) / キアヌ・リーブス主演の法廷サスペンス

映画

新文芸坐の《スクリーンで観ておきたい珠玉の名編Vol.25》で映画『砂上の法廷』(2016年、監督:イーライ・ロス)を鑑賞。目当ての『完全なるチェックメイト』の併映作品でノーマークだったが思わぬ拾い物だった。

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裕福な大物弁護士が自宅で殺害され、容疑者として17歳の息子マイク(ガブリエル・バッソ)が逮捕される。黙秘を続ける少年の弁護を引き受けたのが、弁護士のラムゼイ(キアヌ・リーヴス)だった。法廷ではマイクの犯行を裏付ける証言が次々になされるが、ゼイラムはそれらにウソがあることを気付き弁護を組み立てる。

冒頭、弁護士役のキアヌ・リーブス書類を収納したトランクを荷台に載せて大型オートバイで裁判所にやってくるシーンがなかなかいい。『マトリックス』シリーズでお馴染みにのキアヌ・リーブスもアラフィフなのだがカッコいい。


El Abogado del Mal (The Whole Truth) Trailer Oficial Subtitulado al Español

重厚な法廷ドラマはしんどいかな思っていたが、途中まで被告のマイクが黙秘を続けていたこともあり法廷が白熱することもないので重たくはない。配給会社はラスト11分に起きるどんでん返しをウリにしていたが、宣伝通りに裁判の最後にマイクが予想外の告白を始める。

正直ドラマを終盤まで見ているとひっとしたらと思うような顛末だったが、なかなか唸らせるラストでありよくできた脚本である。ネタバレ厳禁の映画なので詳しくは書かないが、最初の1回は十分に楽しめるだろう。まあ最後まで見てオチを知ったあとで、もう一度見たいかと言うとそれほどではない。海外サスペンスの短編小説のような映画である。

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