退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『お引越し』(1993) / 田畑智子のデビュー作

シネマヴェーラ渋谷の《相米慎二を育てた男 プロデューサー伊地智啓の仕事》という企画で、映画『お引越し』(1993年、監督:相米慎二)を見てきた。バイプレーヤーとしていまも活躍する田畑智子の12歳の映画デビュー作。田畑ファン必見の一本。

小学六年生のレンコ(田畑智子)は、両親が離婚に向けた別居生活に入り、父ケンイチ(中井貴一)が家を出たため、母ナズナ桜田淳子)と二人暮らしになる。両親の離婚に納得できないレンコの揺れる心を描く。

お引越し (HDリマスター版) [DVD]

お引越し (HDリマスター版) [DVD]

この魅力は田畑智子のまったく予測のできない演技だろう。前半はスクリーン狭しと闊達に飛び回る。そして後半は、琵琶湖での土着的な祭りを舞台に幻想的な映像で少女の内面を描写るという構成だ。

本作が公開されたのは20年以上前になる。時の流れは速い。田畑智子はすっかり大人の女優になり活躍中。『ハッピーフライト』『舞妓はレディ』などの私の好きな作品にも出演している注目の女優であると同時に、和服が似合う女優としても貴重な存在である。
『月刊 NEO 田畑智子』 初めての写真集 初めてのヌード! ([バラエティ])

ちなみに当日は『夏の庭-The Friends- 』との二本立て。相米監督は子どもを撮るのが上手いことでも知られてるがが、それを堪能できるプログラムだった
f:id:goldensnail:20150608185546j:plain