第70回（2019年）NHK紅白歌合戦：勝手にベスト３

今年は所用があり令和初の紅白歌合戦を生で見られませんでした。残念。

そこで年が明けてから録画をテキトーに飛ばしながら見ました。さすがにじっと見ているには長すぎます。これからは視聴方法が効率がよいのかもしれません。

以下、オレ的「勝手にベスト３」です。

テレビアニメ「ドラゴンボール超」の2期のオープニングテーマ。曲紹介は野沢雅子でした！

ロッカー氷川きよしが「龍」に乗って登場。龍（実はクレーン）の頭に乗って、ノリノリで歌いまくります。クレーンの龍と舞台背景の龍が、うまい具合に一体にあるという舞台効果も面白い。演歌歌唱とのギャップが新鮮で度肝を抜かれました。お祭りにぴったりです。

こうした舞台が成立するのは、歌唱がしっかりしているからでしょう。クレーンに乗りながら歌っても上手いのはさすが。

毎朝聞いている今期朝ドラ「スカーレット」の主題歌。正直、朝ドラはそれほど面白くありませんが、主題歌「フレア」は好きな楽曲です。作詞・作曲も越智さん本人とのこと。炎をモチーフにした舞台衣装も素敵でした。

屈指の歌唱力を持つSuperflyですが、さりげなくさらっと歌っても上手いのがよい。今年の紅組のトリのMISIAのステージは「これでもか」というド派手な演出でした。トリなのでこれでよいのでしょうが、「どやっ」という感じがちょっと苦手でした。

歌唱後の朝ドラ主演の戸田恵梨香と並んだときの身長差にもびっくり。小柄なのにすごいなぁと改めて感心しました。

ビートたけしが作詞作曲し、1986年のアルバム『浅草キッド』に収録された楽曲。今回、特別企画で自らが歌唱しました。大河ドラマ「いだてん」出演に対するリワードでしょうか。

紅白歌合戦なのだから歌自慢が集まるのが本来の趣旨でしょうが、この楽曲はそうした縛りとは無縁。たけしの熱唱がただただ胸を打つ。かなりトレーニングしたのか、思ったより声が出ていました。

歌詞の内容が心に滲みる年齢になったせいもあるだろうが、たけしの出演は本当によかった。本当にいいものを見せてもらいました。

この他にも見どころはたくさんありました。いくつか挙げてみると、MISIA、島津亜矢、YOSHIKISS、竹内まりやのパフォーマンスはよかった。

とくに収録ながら本物のKISSが、紅白でRock and Roll All Niteを演奏したのには驚きました。ステージでの動きが少なくて老いを感じましたが、最後は見事ギターを破壊して大喝采。めでたしめでたし。

退屈な日々 / Der graue Alltag