近くまで行ったついでに、以前より行ってみたかった石洞美術館に行ってきました。最寄り駅は京成線・千住大橋駅になりますが、私の行動範囲から大きく外れているのでなかなか行く機会のエリアです。
この美術館は千住金属工業株式会社会社(はんだ製造)本社ビルの一角にあります。平面六角形のユニークな建物や銅板葺おろしの瀟洒な屋根も目を惹きます。
決して大きな美術館ではありませんが、やきものなどの工芸品の展示に合わせたと思われる館内はシックで落ち着いています。特徴的なのはスロープで1階から2階を結んでいて、スロープの途中にも展示物が配置されていることです。
当日は「沖縄のやきもの展」をやっていました。沖縄陶器が中心の展示で、沖縄の文化の中で育まれた独特な器形や色使いが感じられます。意外に力強い作品が多いなと思いました。ただ欲を言えば、沖縄の窯元ごとの特徴や時代の変遷がわかるような展示を工夫してもよいでしょう。
この美術館はどの分野の所蔵品に強みがあるのかわかりませんが、過去にはマイセン展を何度も開催している様子。見逃したのが惜しまれます。残念。
▼千住大橋駅(京成線独特の雰囲気です)
▼駅前から千住金属工業を望む(屋根がかっこいい)
▼徒歩で近くまでやってきました
▼石洞美術館の入口