退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

iPhoneはソフトバンクから

以前、iPhoneの関連書籍を読んで以来、iPhoneのことが気になっていたのだが、ついにソフトバンクからキャリアが決まった旨の発表があった(ニュースリリース参照)。Appleへの配慮か英語も併記しているが実にそっけない。

SOFTBANK MOBILE Corp. today announced it has signed an agreement with Apple® to bring the iPhone™ to Japan later this year.

iPhoneの場合、キャリア独自のサービスとは無縁なので、どのキャリアからリリースされるかはあまり重要ではないが、日本進出へ一歩前進ということで、このニュースを歓迎したい。もっともソフトバンクの電波状況が芳しくない地域の人にとっては一大事なのであろうが、私の活動範囲で問題ない。今後の最大の関心事はスケジュールとランニングコストであるが、現時点では一切情報がない。今後の進展に注目といったところだ。

iPhoneの販売権をめぐっては、ドコモとの間で水面下の闘いがあったと伝え聞くが、Appleがソフトバンクを選択したことは興味深い。何年か後に、その舞台裏を描いたドキュメンタリーが出ることを期待したい。まあ既得権益の権化のような半官企業と、たたき上げのベンチャー出身の起業家のどちらに、Appleがシンパシーを持つかは自明のような気もする。

それにしても、「DoCoMo 3.0まだなの」と揶揄する声も聞かれるなか、ドコモには覇気が感じられない。このまま凋落するのか。それはそれで見ものだ。