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退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

大型時代劇スペシャル「愛に燃える戦国の女-豊臣家の人々より-」を見た

週末BS-TBSで放送された大型時代劇スペシャル「愛に燃える戦国の女-豊臣家の人々より-」を鑑賞。宇喜多秀家の母・おふくを主人公として、彼女の数奇な半生を描くテレビ時代劇。1988年にTBSで放送された。プロデューサーは石井ふく子、主演は三田佳子

司馬遼太郎の連作短編『豊臣家の人々』の「第三話 宇喜多秀家」が原作。おふくは、わずか6ページしか登場しないが、彼女を主人公にして脚本家・田井洋子が司馬の協力を得てドラマ化した。

豊臣家の人々 (角川文庫)

豊臣家の人々 (角川文庫)

美作高田城主・三浦貞勝(役所広司)の妻・おふく(三田佳子)は落城する高田城から子連れで辛くも脱出するが、貞勝は行方不明。逃亡中に備前沼城主・宇喜多直家山城新伍)に救われ、おふくは直家の強引な愛を受入れ妻となり、八郎(のちの秀家)を出産する。本能寺の変を経て羽柴秀吉西田敏行)が台頭すると八郎は人質に取られる。秀吉は八郎を秀吉の養子にすることを直家と約束する。直家の病死後、おふくは愛妾のひとりとして大坂城に引き取られて寵愛を受ける。秀吉が没し関ヶ原の戦いが起きると、西軍に与していた秀家は遠島となる。すべてを失ったおふくは、最初の夫・貞勝と高田城跡で再会する。

こうしたストーリーだが、おふくの波乱万丈の半生、そして史実に沿って武将たちの栄華盛衰を描かれていて見ごたえがあり、和製「風と共に去りぬ」のような趣すらある。歴史のメインストリームにない女性を主人公に据えても長編歴史ドラマが成立するというお手本のようなドラマ。大河ドラマのスタッフも見習ってほしい。

ドラマでは、おふくのその後は語られないが気になる。ラストで貞勝と再会して二人で生きていくかと思ったが、貞勝が「じゃあ」ばかりにあっさり去っていくのは薄情だなと思ったが、男女の仲とはそういうものか。

またこのドラマにもアイドル枠があり、秀家の正室・豪姫を小川範子が演じ、秀吉の側室のなかに可愛かずみ森尾由美の姿を見つけることができる。要チェックです。

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