シネマート六本木の上映企画「没後25年 中川信夫レトロスペクティヴ」で、「憲兵と幽霊」(1958年、中川信夫)を観る。
スパイ、和風怪談物、西洋的ホラー、そしてお色気といった様々な要素が詰まった、いかにも新東宝らしい映画。憲兵将校を演じる天知茂の悪役ぶりがいいね。
まあお色気といっても、久保菜穂子の拷問シーンもソフトタッチ。70年代あたりならば、もうちょっと過激な描写だろうが製作された時代からは仕方ないか。
ヒッチコックを思わせる構図やカメラワークが斬新で、ストーリー展開も結構楽しめる。Vシネマの先駆けという印象もある。