退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

日暮里・舎人ライナー

先日、今年3月に開業した日暮里・舎人ライナーに乗ってきた。特に用事があったのではなく、今回は「乗り鉄」です。


JR日暮里駅からライナーに乗り換えたが、これは結構スムース。ゆりかもめと同様に運転手のいない無人運行の車両だったので、思いっきり先頭に張り付く。乗り心地は良好。全長10km足らずの短い路線で、20分ぐらいで終点の見沼代親水公園駅に到着した。カフェなどでひとやすみしようと下車してもみたが、見事に何もない…。

陸の孤島」と呼ばれていた空白地帯の地域住民には歓迎されるだろうが、いまのところ取引先やランドマークもないので、私は二度と乗ることもないだろう。「週刊東洋経済」(2008年4月18日号)によれば、総工費は約1300億円で、乗客数が予想どおりでも累積赤字を解消するのに、なんと40年近くかかるとのこと。なんとも高い買い物だ。一都民としては複雑な心境だ。