退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『まほろ駅前狂騒曲』(2014) / まほろ駅前シリーズの映画第2作

目黒シネマで映画『まほろ駅前狂騒曲』(2014年、監督:大森立嗣)を鑑賞。三浦しをんの小説の映像化。シリーズ第1作『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)に続く、映画第2作。

まほろ市の駅前に位置する便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介(瑛太)、そして彼の元へ転がり込んできた行天春彦(松田龍平)。この二人組が織りなす人間模様を描く。

いわゆるバディムービーに分類される作品だが、海外では異なる人種でバディを構成することでメリハリを付けやすいが、瑛太&松田龍平の豪華なコンビが活躍する本シリーズは日本では珍しく成功したバディ物と言ってよいだろう。

舞台は前作と同様にまほと駅前、と言うか完全に町田。前作から3年経ったという設定で二人の共同生活にもマンネリが感じられる。

ある日、多田便利件に行天の娘のはる(5歳)がやってくる。仕事で海外に滞在する間、娘を預かってほしいという母親(本上まなみ)からの依頼を受けたのだ。二人のバツイチの男は育児に悪戦苦闘しながらも、次第にはるとの絆を深めていく。

そうしたなか、まほろの住人を狙うあやしい団体HHFAとの諍いや、バスジャック事件を絡めながらストーリーが展開していく。

惜しむらくは、ラストで行天が拳銃で撃たれるシーンで、父・優作のパロディで「なんじゃこりゃ」というセリフがほしかった。これぐらいのサービス精神があってもいいよね。

脱力系でゆるい雰囲気はは相変わらずだが、私は嫌いではない。ただバスジャック事件での警察の無能ぶりにイライラするような人は合わないかもしれない。雰囲気を受け入れられるファンには楽しい映画だろう。

しかし劇場で封切りで見に行くにはインパクトが弱い。観客もゆるく見たいから二本立てがぴったり。たしか第1作も名画座で見た記憶がある。シリーズ化して長く続いてほしい。


映画『まほろ駅前狂騒曲』最新予告編 - YouTube

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