退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2008-12-20から1日間の記事一覧

『張込み』(1958)

先週、新文芸坐で鑑賞。「野上照代が選んだ映画たち」という企画の初日に映画『張込み』(1958年、監督:野村芳太郎)を鑑賞。映画が始まってからタイトルが出るまで長いが、見事な出だしだ。その間に状況説明が巧みになされ、作品に惹きこまれる。脚本家・橋…

『復讐するは我にあり』(1979)

先週、新文芸坐で鑑賞。「野上照代が選んだ映画たち」という企画の初日。今村昌平監督作品。稀有の犯罪者を演じた緒方拳は、たしかに大熱演なのだが、どうも腑に落ちない。結局、凶悪犯・榎津巌を軌道なき犯罪に駆り立てたのは何だったのか釈然としないから…