退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】 テリー下沢『昭和アニメソングベスト100』(北辰堂出版、2016年)

昭和アニメへの愛が感じられる一冊。昭和38年の「鉄腕アトム」から昭和63年の「それいけ!アンパンマン」まで100曲が紹介されている。

昭和アニメソングベスト100

昭和アニメソングベスト100

最初、 何らかのデータに基いて選曲されたのかと思ったがそうではなく、筆者の目利きによる選曲だった。曲ごとに1ページを歌詞に、続いて2ページを解説に割くという構成。歌詞が冒頭にドーンと載っているがうれしい。それぞれにジャケット写真も載っているが白黒なのは残念。

解説は、アニメの放送時期やあらすじなどの基本情報、さらに楽曲の作詞家・作曲家・歌手のプロフィールなどに加えて、今回初めて知ったようなトリビアもたくさん載っていてなかなか楽しめる。

そのうち電子書籍が進歩して、ジャケットをタップするとアニメのオープニングとアニメソングが再生されるようになればいいのに、と思いながら読んだ。

ベスト100と言っても、人によってはあれがないこれがないと不満も当然あるだろう。その人の性別や世代によってアニメに対する思いは異なるので、すべての人が満足する選曲は無理だろうから、これは仕方ないだろう。

今回、この本のアニメソング・ベスト100を基にiTunesでプレイリストを作ってみた。既存のライブラリで8割ぐらいカバーできたが、残りは少しずつ楽曲を集めて揃えた。

その過程で「キックの鬼」の主題歌の沢村忠バージョンが手元にないことに気づくなどいろいろ発見があって面白かった。

楽曲のリストは下記のとおり。iTunesのプレイリストを出力して表形式に加工してみた。参考まで。

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