退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】『黄金の6年間 1978-1983 ~素晴らしきエンタメ青春時代』(日経BP、2022年)

1980年代の音楽情報発信サイト「Re:minder-リマインダー」の人気連載の書籍化。

「黄金の6年間」として1978年から1983年を取り上げている。正直、この6年間が特別なのかよくわからないが、輝いていたのは事実だろう。

全般的にアニメ成分が少なめに思えるが、面白かったのはアニメ『NEMO/ニモ』。宮崎駿らが降板したという幻のアニメのである。

私は少し世代がずれているが、リアルにこの時代に青春を過ごした世代は、いまでは還暦近くになっている。悠々自適になっている人も多いだろう。そうした人にとってはノスタルジー満載のこの本は格別だろう。

ジャケットの写真などが一切ないのは不満だが、紹介されている当時の楽曲を聞きながら読んでいくと気分は80年代。

また本の中に「この6年間は東京がいちばん輝いていた」という表現がたびたび出てくるが、もっと東京ネタも読んでみたかった。