「映画雑誌『映画秘宝』が再び休刊することになった」と版元の双葉社が発表した。3月19日に発売される5月号をもって休刊となる。
『映画秘宝』は洋泉社で発行されていたが、2020年に宝島社が子会社の洋泉社を来年2月1日に吸収合併したため、『映画秘宝』は休刊となった。
その後、版元が双葉社に移り2020年6月号から発行を再開した。
しかしその後、編集長が不祥事を起こし辞任・退社するなど混乱が続いていた。今回、双葉社は「諸般の事情により、弊社の刊行物としては休刊とさせていただきます」とだけ発表しているので、休刊に至る本当に理由は定かではない。
『映画秘宝』は洋泉社時代から愛読していたが残念でならない。Web時代に雑誌なんて要らないだろうという声もあるが、紙媒体ならではの魅力があったし、ムックや書籍として図書館などの所蔵されている資料から得るものも多かった。
ずっと続いてほしい雑誌だったが惜しいことである。