東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県への「緊急事態宣言」発令の決定を受け、菅総理大臣が、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長とともに記者会見を開いた。昨年春に続き、再び「緊急事態宣言」が発令されることになった。
この記者会見でも、いつもどおりの棒読みで菅首相のポンコツぶりを遺憾なく発揮している。内容をどれだけ理解しているのかと疑念を抱かざるを得ない。記者会見では、言葉を選んでいるものの尾身会長が政府への不信感を隠さなかったのが印象的だった。ふたりの間に溝を感じた。まあ尾身会長からしたら、「もうバカに付き合えん」と思っていても仕方ないだろう。
今回の「緊急事態宣言」は前回に比べてかなり緩く、飲食業だけを狙い撃ちした内容である。飲食業に自粛を求めるだけで本当に終息するのだろうか。その科学的根拠について説明を期待したが、十分な説明はなかった。
個人的には、図書館が開館時間が短くなるものの閉館にならないのはありがたい。前回いちばん辛かったのは図書館が利用できなくて活字中毒になったことだ。結局、Kindle Unlimitedを利用する事態になった。
それにしても前回は痛みがあったからこそ感染を抑えられたのではないかという疑念は払拭できない。今回はそれに比べて相当緩い。本当に1か月で期待どおりの効果が上がるのか心配である。