退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】『妻が綺麗過ぎる。 好き以外何で結婚する?』( KADOKAWA、2019年)

帯に「TikTokで累計再生数3億回見られた憧れの夫婦」をいうキャッチコピーが踊る。私が知ったのはインスタグラムでのレコメンドから。宝塚OGたちを何人かフォローしていたでヒットしたようだ。

二人の出会い、生い立ち、夫婦となるまでの経緯などが赤裸々に紹介されている。読みやすくまとまっているので手軽に読める。

いちばんショックだったのは妻さんが、私が抱いていた宝塚OGのイメージとまるでちがっていたこと。中年男性が言い寄ってくるのはわかるが、のこのこ着いていくのかとちょっと驚いた。ダメンズと同棲しているのにも「マジか~」という感じ。まあ現実はそんなものかもしれない。

男女の関係は当人たちにしかわからないだろうから、外野がとやかく言うのも野暮だろう。末永くお幸せというしかない。野次馬根性としては二人に子どもができたら、二人の関係はどう変わるだろうかということ。

それにしても夫さんも長身であり二人は外観上も目を引く。おそらく街ですれ違うと思わず振り返るレベルだろう。夫さんのような長身、高収入に生まれ変わって、宝塚娘役OGを妻にしたいなどと妄想する。そんな妄想を膨らましながら読むと楽しめる本かもしれない。

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