退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

白羽ゆりが出てたのででネットドラマ「妖怪人間ベラ 〜Episode 0〜」見てみた

2020年9月11日公開予定の映画『妖怪人間ベラ』の前日譚となるネットドラマ妖怪人間ベラ 〜Episode 0〜」(全10話)を見ました。大友花恋が主演、emmaがベラ役を務めている。

第5話

ある女子校に、梅ノ木坂ベラ(emma)という転入生がやってくる。その数か月前、佐々木梢(小川あん)という生徒が屋上から転落死する事故が起きていた。主人公・大野詩織(大友花恋)は梢と親友だったが、クラスメイトによる梢に対するいじめ加担させられていた。ある事をきっかけけに、クラスメイトたちによるベラに対する嫌がらせが始まるが、逆に彼女たちの身の回りに不穏な事件が起こるようになる……。


連続ドラマ「妖怪人間ベラ episode0」予告編

女子校を舞台にしたホラーであり、どことなく「エコエコアザラク」ような雰囲気も感じられる。クラスメイトを演じる若手女優陣が奮闘しているのは評価できる。かなりグロい表現もあるがネットドラマならでは演出と言える。

ただし古いアニメ「妖怪人間ベム」を下敷きにする意味は感じられない。アニメ「妖怪人間ベム」の主題歌を主人公が口ずさむあたりは上手いと思ったぐらいだろうか。

ベラがいつ変身するのだろうかと思って見ていたが、結局登場するのは片腕だけというガッカリ感は半端ない。ラストでベラが3人の男性に襲われるシーンがあるが、アクションシーンなしに瞬殺していて「えっ」という感じだった。戦闘シーンがほしかった。

第3話

ふだんなら見ない種類のドラマだが、今回見たのは第3回と第4回に白羽ゆりさんが出演していたから。怖い役だったが楽しそうに演じていてなによりです。相変わらずお美しく眼福でした。

最終回のラストでカーテンコールさながらに、総出演でベムの主題歌を歌いながら幕引きになるのはいいアイディアだった。もうどうせなら全編ミュージカル仕立てにすればよかったのにとも思った。

最終話

このドラマが映画への呼び水になるかはわからないがなかなか楽しめた。映画の予告編をちらりと見たが、今度は舞台が共学校で男子生徒も登場していたのはちょっと残念に思えた。女子校の雰囲気を大切にしてほしかった。


映画『妖怪人間ベラ』予告編