退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

宝塚歌劇団が4か月ぶりに劇場公演再開!

新型コロナウイルス感染拡大防止のため萎縮していた生活が徐々に戻りつつある。私がその流れで注目していたの宝塚歌劇団の劇場公演再開である。

全公演を中止していた宝塚歌劇団が、7月17日から宝塚大劇場で、31日からは有楽町の東京宝塚劇場で公演を再開する。

今日がムラでの再開初日だった。ネットで見た関西のローカルニュースで公演再開に感激した人が「大劇場に来られるだけでもうれしい」と言っていたのが印象的だった。根強い人気に支えられていることがわかる。

宝塚大劇場で上演されるのは、花組公演、ミュージカル浪漫『はいからさんが通る』で、これは本来なら3月に上演されるはずだった演目である。この作品は、花組新トップスターの柚香光と、トップ娘役の華優希の大劇場のお披露目である。

感染防止対策により客席数を大幅に減らして公演となり、チケット難に拍車がかかっているとも聞く。

そうしたなか、動画配信サービス「タカラヅカ・オン・デマンド」で、初めて全編ライブ配信されることも発表されている。これまでも映画館でライブ中継を観る機会はあったが、ネット配信の映像を自宅で楽しめるのは初めての試みである。

私も映画館で中継を見たことがあるが、気軽に見れて新しい観劇のスタイルかと思ったが、それが自宅でも可能になるというわけだ。ネットでのライブ配信は、何人で観ても定額ということであれば、仲間が集まって飲食自由でワイワイと楽しむのも、これまた新しい観劇スタイルとなる。

劇団としてはコンテンツの安売りはしたくないだろうが、ファンに観てもらわないとどうしようもないので、今回は苦渋の選択というところだろうか。進取の気性の富み、これまでも新しい風を取り入れて生き残ってきた劇団のことだから驚きはしないが、たくましいものだ。

さて肝心の東京宝塚劇場だが、私は勝手に花組が東上するまで再開しないのかと思っていたが、31日から星組公演で再開するとのこと。こちらは新トップコンビ、礼真琴と舞空瞳の東京お披露目公演となる。「お待たせいたしました、お待たせし過ぎたかもしれません」という言葉が浮かんだ(てへ)。

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