退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』(2016年、グラウンドワークス)

先日、地上波で初放送されて話題になった映画『シン・ゴジラ』(脚本・総監督:庵野秀明)の公式記録集です。某所から借り出してきて読んでみました。

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ ([バラエティ])

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ ([バラエティ])

  • 発売日: 2016/12/29
  • メディア: 大型本

コンテンツも重量級だが物理的にも超重量級。32.5 x 23.3 x 6.6 cmのサイズで560ページに及ぶ大型本です。いつも使っているバッグがこの一冊に占有されてしまい、バッグが壊れるかと思いました。さらに映画の完全台本が付録に付いてきます。

さすがにお値段もそれなりですが、収録されている情報量には圧倒されます。クリエーターの熱い思いが伝わってきます。また以前から不思議だった「なぜ石原さとみが必要だったのか」という根源的(?)な問いも氷解しました。めでたしめでたし。

膨大なデザイン画、イメージボード、写真資料なども貴重ですが、面白かったのは庵野監督のロングインタビューです。いろいろな発見があって読み応えがありました。ただし、大型本なので気軽に持ち歩くわけにもいかず、正直“物理的”に読みにかったです。汚してはいけないので気を使いますし……。

インタビューなどのテキスト部分だけ電子書籍にして配信してくれないかしらん。

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