囲碁の女優棋士・藤沢里菜女流本因坊が「月刊碁ワールド」の今月号の表紙だった。「女流四冠」の文字が踊る。
扇興杯を謝依旻(しぇいいみん)から奪取し、これで女流5タイトルのうち女流四冠を達成した。残るは女流棋聖のみとなった。まだ18歳だという。
よほど嬉しかったのだろう、表紙の写真は「満面の笑み」をたたえていて、若さ溢れる一枚になっている。巻頭グラビアでも笑顔がはじけていて微笑ましい。この時期の女性ならでは輝きであろう。
藤沢里菜女流四冠の祖父が藤沢秀行名誉棋聖であることは知られている。ふたりが似ているのは生物学的に当然とも言えるが、今回の写真を見るとあらためて不思議な気分になる。
まあ女流棋士は特にルックスを気にする必要はないというムキもあるが、日本棋院のプロフィールの写真ぐらいはもう少し気を使った方がいいだろう。プロの写真家に撮ってもらってすぐにでも差し替えたらどうか。そんな余計なことを思った。