Goolgeが開発した、人工知能のコンピューターソフト「アルファ碁( AlphaGo )」と、韓国のプロ棋士・イ・セドル氏(9段)の対局が3月9日から始まり、初戦はAlphaGoが中押し勝ちで勝利しました。
まさかと思いましたが、将棋に続き囲碁でもコンピューターが人類に勝利する時代なのでしょうか。囲碁は将棋よりずっと複雑で深いからしばらくは安泰だろうと思っていましたがそうでもないようです。
昔、習った「有限な探索空間での思考はコンピューターにかなわない」という点からは、将棋であれ囲碁であれ変わりありません。つまりコンピューターが人間を超えるのは時間の問題ですが、囲碁の将棋に対する優越をもう少し長く味わっていたかった。
今回の棋譜と眺めてみると、いつの間にかずるずると敗勢になっているというデジャヴを感じさせる内容でした。将棋でプロ棋士たちが将棋ソフトに次々に負けていくときの流れと似ているんですね。いやな予感がします。
Match 1 - Google DeepMind Challenge Match: Lee Sedol vs AlphaGo
この勝敗関係なく5回対局するので、イ・セドル氏にはぜひ一矢報いてほしいものです。
また5局の結果が出たあとで、人工知能が社会に及ぼす影響について考えてみたいと思います。いやぁ、本当に大変な時代がやってきました。