大手キャリアのauからMVMO(以下、格安SIM)のIIJmioに乗り換えて1か月経ったので感想を書きます。乗り換えの経緯は下記の記事を参照ください。
【目次】
ざっくりとした感想
ざっくり言えば、格安SIMに乗り換えてとても満足しています。最大の理由は維持費を安く抑えらることです。
大手キャリアを使っていたころも各種割引を使って支払いを安く抑えていたつもりでしたが、それでも毎月かなり支払いが少なくなりました。年季が明けて各種割引の期限が切れたタイミングで乗り換えたのは正解でした。
また悪名高い「2年縛り」という理不尽な束縛から開放されたという精神衛生上のメリットもあります。これでキャリアの都合で機種変更する必要がなりなりました。こちらの便益も大きいです。
データ通信については満足
私の場合を少し説明すると、IIJmioから毎月3GBのクーポンが付与されて、そのデータ量だけ高速モードで通信ができます。また低速モードに切り替えるとクーポンを消費しないで通信ができますが、無限に通信できるわけではなく速度制限がかかる上限の通信量が設定されています。
この低速モードが結構使えます。SNSやメールなどテキストベースの利用ならばまったくストレスがありません。普段は低速モードで運用して、必要に応じて高速モードに切り替えれるという使い方をしています。
通信速度についてに私の場合は特に問題ありませんでしたが、はユーザーごとの事情によって異なるでしょう。各自検討してください。
格安SIMが向いている人は
それでは格安SIMはどんな人が向いているでしょう。以下に条件を挙げてみます。
電話しない人
まず音声通話は相対的に割高なのであまり電話しない人が向いています。つまり自分から電話しないけれど、携帯電話で連絡がとれないと困るという人です。音声通話用にガラケーを別に持っているという人も該当するでしょう。
キャリアに依存していない人
上の項目にも関連ありますが、同一キャリアの音声通話が無料になるというサービスを利用している人は注意が必要です。家族やパートナーと同一キャリアで運用して通話を長時間する人です。自分から電話しなくても、相手に通話料が発生しますから嫌われるかもしれません。
また、いまでは少なくなりましたが、キャリアメールに依存している人も格安SIMに移行するのはむずかしいでしょう。これについては説明不要ですね。
格安SIMに移行するといいうことは、ごちゃごちゃとあるキャリアのサービスから一切無縁になるいことを意味します。移行前にキャリアからの明細書をチェックして本当に困らないか確認する必要があります。
落とし穴
すでに格安SIMに概ね満足していると書きましたが、契約してみて分かった「落とし穴」もありました。
ひとつだけ紹介すると、音声通話のプランの場合、キャリアから完全に自由になれないということです。契約開始から1年間は解約時に少しですが支払いが生じることは知りませんでした。この支払額は毎月減って1年後にはゼロになりますが、開放感に浸ろうと思ったのにちょっと残念でした。
まとめ
周りでは格安SIMがかなり普及してきましたが、世間ではまだまだなようです。もっと普及すればいいと思うのと同時に、格安SIMのビジネスモデルを考えるといろいろ思うことがあります。
最大の問題点は競合相手である大手キャリアから回線を借りているということです。つまり仕入れを競合相手に依存しているということです。これは構造上、致命的であり健全とは言えません。
まあ格安SIMが普及しすぎて大手キャリアのビジネスを脅かすようになると、大手キャリア黙っていないでしょう。そうした意味ではほどほどに普及して均衡してくれたほうがいいのかもしれません。