新文芸坐で映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年、監督:ジョージ・ミラー)を見てきた。封切り時はスルーしたが周りが異常に推していたので鑑賞してきた。
マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2015/10/21
- メディア: Blu-ray
核戦争のため文明が崩壊し生活環境が汚染された世界が舞台。 いわゆる「ヒャッハーの世界」の物語。主人公のマックス(トム・ハーディ)はオリジナルと同じく元警官という設定で、一応ストーリーらしきものはあるが、ほぼ全編にわたり車両を使ったアクションシーン。これほどストーリーがどうでもいいと思える映画も珍しい。
それにしても資源が不足しているのに、なぜあんなデカい車を動かしているのだろう。さっぱり分からない。まあ、そういうツッコミは無粋というものか。
この映画は音響効果の優れた映画館で見たい。低音がズンズンと腹にくるのがキモチイいい。家庭のしょぼい環境で見ても魅力が半減だろう。新文芸坐でも、映画館のイメージとは程遠いが「絶叫上映」という特別興行が行われていたが、「祭り」として楽しむ映画なのだろう。昨年閉館した吉祥寺のバウスシアターが健在ならば爆音上映会をやっただろう作品でもある。
Mad Max: Fury Road - Official Main Trailer [HD ...
ちょっと物足りないと思ったのは、「5人の妻」(The Wives)の争奪戦なのにエロ成分が不足しているところ。美女たちの水浴びのシーンぐらいは欲しかった。レーティングは国によってちがうからいろいろムズカシイのだろうが色気が足りない。
Mad Max: Fury Road - "Wives" Featurette [HD ...
私の好みとは違うが独特の世界観を堪能できて十分に満足した。願わくばこのクオリティで「北斗の拳」の実写版を見てみたいと思ったが見果てぬ夢だろう。