退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

iPhoneで聖書を読む

辞書や本をポケットに入れて持ち歩きたい。一昔前では夢だったことが、いまではiPhoneで簡単に実現できるようになりました。

そうなると、やはり聖書も持ち歩きたいと考えるのは人情。私は信者ではありませんが、聖書を読むのは好きなので、いままでいろいろ試してきましたが、なかなかコレだというアプリに出会えませんでした。しかし最近ちょっといいなと思えるアプリを見つけたの紹介します。

聖書 - 日本 - 新共同訳

聖書 - 日本 - 新共同訳

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このアプリは無料ですが、広告を消したりすべての音声データにアクセスするためにはアプリ内課金でいくらか払う必要があります。以下にいいなと思った点を3つ紹介します。

まず日本語が「新共同訳」であること。どの訳が好きかというのは人それぞれでしょうが、いわゆるスタンダードとして安心できます。

次に英語の対訳表示ができること。英語と日本語をそれぞれ表示/非表示を選択できます。つまり英語だけにしたり、日本語だけにしたり、下記のスクリーンショットの表示のように交互に表示したりすることもできます。なお英語訳は、KJV, NIV, ESVの3つから選択できます

そして音声付きであること。日本語と英語のそれぞれに音声データがあり、アプリが聖書を読み上げてくれます。なお英語は人間が読んでいる(しかもBGMと効果音付き!)のに対し、日本語は合成音声です。まるでロボットが読んでいるようです。しかも誤読もちらほら。それでも音声付きは楽しい。ただし、前述のとおり、すべての音声データにストレスなくアクセスしたいときは有料です。

▼エゼキエル書(25:17)

最後に改善してほしい点も挙げてみます。

  • 読み上げは章単位だけではなく節単位でもできるようにしてほしい
  • 語句の検索結果から聖書本体にジャンプできるようにしてほしい
  • アイコンをもっとカッコよくしてほしい
  • アプリ内課金を促すメッセージがうるさい(まあ払えばいいのですが…)

あとうれしいおまけが付いていました。聖書のほかに子ども向けの説話がたくさんついています。コンテンツは英語だけですが、英語圏の教会で子どもにどんな話をしているのががうかがえて興味深いです。

いろいろ書きましたが、細かいところで洗練されていない点はあるものの、無料で新共同訳を読めるすばらしいアプリです。

余談ですが、物書堂あたりで聖書アプリを作ったら神アプリになる予感がします。究極の聖書アプリにはかなり需要あると思いますので、腕に覚えのある開発者はぜひ挑戦してもらいたいです。