先日、アニメ『機動戦士Zガンダム』の第14話「アムロ再び」を見ました。
現在、TOKYO MXでは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』の公開を記念して、『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』から「シャア・アズナブル」が活躍する放送回をセレクトして放送しています。その中の一本です。
この回では、一年戦争後、連邦軍に飼い殺しになっていたファースト・ガンダムの主人公・アムロ・レイが、幼なじみのフラウ・コバヤシの一言に奮起して、連邦軍の監視を逃れ反連邦ネットワークのカラバに参加して、シャア・アズナブルやカミーユ・ビダンと出会うまでが描かれます。ファースト・ガンダムとZガンダムをつなぐ重要なエピソードです。
さてZガンダムでの兵器における重要なキーワードは「変形」でしょう。タイトルにあるZガンダムも、この時点ではまだ登場しませんが可変モビルスーツです。変形すると強くなるという謎ルールがあるようです。
この回でもティターンズの2種類の可変モビルアーマー(ギャプランとアッシマー)が登場し、カラバのアウドムラを追撃します。いずれもMA形態では単独飛行可能で、MS形態では白兵戦も可能という設定の機体です。とくにアッシマーがかっこいい。まあ、どう見ても飛べそうには見えませんが……。アニメですからカッコよければいいことにしましょう。
▼アッシマー(MS形態)
▼アッシマー(円形に変形しますが飛べないですよね…)
セレクトされた肝心のシャアですが、当初乗っていたリック・ディアスから百式に乗り換えています。シャアなのに機体のカラーリングが赤ではなく金。ゴールドのiPhoneの登場を予見したわけでもありませんが、物議を醸しました。シャアは最後までこの機体に乗り続けますが、新型の「変形」メカに比べると性能的に劣るのか、若い世代よりニュータイプの資質に欠けるせいか、期待ほど活躍しません。
一方、アムロはカラバに参加後、モビルスーツを操縦していくつかの見せ場を披露しますが、一年戦争のトラウマのため宇宙には上がれず、物語の舞台が宇宙に移る時点でログアウトしてしまいます。再びアムロの活躍を見るには、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)まで待たなければなりません。
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