退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』

日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社

以前、同じ著者の『ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社』を読んで感銘を受けたのでこの本も読んでみた。

本書では経営の目的を次の5つであるとしている。

  1. 社員とその家族を幸せにする
  2. 外注先・下請企業の社員を幸せにする
  3. 顧客を幸せにする
  4. 地域社会を幸せに、活性化させる
  5. 株主を幸せにする

会社とは何のためにあるのか、誰のものなのか。そして本当の経営とは何かを改めて考えさせられる。世知辛いと言われる日本に、本書で紹介されたような会社があることに希望を感じる。

こうした話はたしかに日本人の琴線に触れるだろうが、外国人はどう思うのか聞いてみたい気もする。