少し前になるが、銀座シネパトスで「クロッシング」(2008年、キム・テギュン)を観た。
北朝鮮からの脱北がテーマの韓国映画。ストーリーはややご都合主義なところがあるが、分断国家の悲劇に見舞われる家族の悲哀がよく描かれている。なかでも北朝鮮にある脱北者の収容所を描いている場面には迫力がある。救いようのないラストにも胸を打たれる。
それにしても、冷戦が終わって久しいのに、民族統一できないのはなぜだろうかいう気持ちになる。近くて遠い国である韓国の人たちは北朝鮮の悲惨な状況をどう考えているだろうか。そんなことを思いながら映画を観た。
とにかく見ておくべき作品にはちがいない。考えさせられることは多い。
- 出版社/メーカー: マクザム
- 発売日: 2010/12/24
- メディア: DVD
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (25件) を見る