退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

iPadの3GモデルのSIMロックは日本だけ!

今週からiPadの予約が始まった。当初「全世界でSIMロックなしで発売される」と伝えられ、日本のSIMロック問題に一石を投じることになるのかと期待された。実際、ドコモは山田社長が、決算発表会で「iPad用のSIMカードの発売に向けて準備している」と述べていた(ITmedia Newsの記事)ので、相当に高い確度でiPadはSIMロックなしで発売されるのだろうと思っていた。

ところがフタを開けてみれば、日本では3GモデルはソフトバンクのSIMロック付きだけが発売されることになったようだ。「なんだこれまでのiPhoneと同じなのか」と思っていたが、なんとSIMロックつきのモデルが発売されるのは日本だけらしい。これにはちょっと驚いた。

まあ、これ自体はアップルとソフトバンク両者のビジネス判断だろうから、第三者がとやかく言うべきことではないのだろうが、ソフトバンクがどんな破格の条件を提示したのだろうかと想像してしまう。アップル製品はソフトバンクのドル箱(死語?)なのだから絶対に死守したいのもわからないでもないが、日本のユーザだけが不利益を被っているようにも思えて仕方がない。

個人的には、今回のiPadは家でソファーに座って膝の上で使うものだと思うので、3Gモデルは要らないと思うがが、来月には発表されるだろうiPhoneの新モデルも従来どおり、ソフトバンクが独占販売する可能性が強くなったのは残念だ。iPhoneをドコモ回線で使いたいという願いは今回も叶いそうもない。