退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

中公竹義『100円ノート「超」メモ術』(東洋経済新報社、2009年)

100円ノート『超』メモ術

100円ノート『超』メモ術

とてもシンプルな手帳術です。表紙の手帳のイラストにすべてが集約されていて、最初のカラーページを数ページ読むとアイデァがすっと入ってきます。100円ノートを次のようにちょっと加工して気軽に始められるところが美点です。

(1)表紙の右下角を、親指が当てられる程度の大きさに切り取る。

(2)ノートの裏表紙の小口側中央あたりに、切り込みを入れる。

(3)ノートの最終ページにインデックスをつけ、該当ページに検索マークをつける。

筆者は、このノート術を「ペーパー・コンピュータ」と呼んでいましたが、利用シーンによっていろいろな応用が考えられる汎用性があるように思います。

本で面白かったのは、各ページに下角に「親指が当てられる程度」の切り取り線が印刷してあること。これがミシン目だったらよかったのに。昔、DECという外資コンピュータ会社があり、年末に能率手帳を頂いてましたが、その手帳にミシン目が入っていたのを思い出しました。

また、筆者はウェブでもノウハウを惜しげもなく公開していて、とても参考になります。