橋本大也『情報力』

情報力

100ページ足らずの薄い本ですが、報収集・情報整理・情報分析・情報活用の方法が丁寧に紹介されています。見開き２ページでひとまとまりになっている構成は読みやすく、章ごとのまとめも助かります。どちらかと言えば入門者向けでしょうか。

デジタルツールやWebサービスは、新しいモノが次々に登場して陳腐化するのも速いので注意が必要かもしれません。早めに読んで、読後も新しい情報がないかアンテナを張っておく必要があるでしょう。

また見開きの左下にある「使えるツール39選」が意外に役立ちます。このなかのいくつかでも自分の生産活動に取り込めれば、読んだ価値があるでしょう。

薄いのですぐに読み終えることができる分量ですから、読者は、自分の方法と比べながら読み進めて、いくらの気づきがあればラッキーぐらいで通読してみたらどうでしょうか。