Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
- 作者: 津田大介
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 新書
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最近はTwitterの入門書が書店に溢れているが、Twitterの黎明期からのユーザで、まさに使いこなしている筆者ならでは経験に基づく見識がすばらしい。Twitter関連本はこれまで何冊か読んだが、まずこの本を手にとればまちがいないだろう。一気に読みます。
例えば、Twitterで実況中継するときのノウハウについて書いてあるが、「なるほど」と思った。とても実践的で役に立つ。
またジャーナリズム、ビジネス、政治におけるメディアとしてのTwitterの考察も興味深い。なかでも「Twitterと政治」は、これまで読んだ本にない新しいテーマである。ジャーナリストがつぶやいているのはともかくとして、最近では政治家本人が委員会などの席で実況しているのは、実際どうかとも思うが、これまでうかがい知ることのできなかった審議の様子が、初めてオープンになったのは新しい動きだろう。
個人的には、Twitterと政治との関わりありに興味がある。ネットの政治利用が解禁される動向のなか、夏の参院選に向けてTwitterを含めたネットがいかに選挙戦に利用されるていくのか注視していきたい。